ドッグフードはさまざまな種類のものがあるため、「どれを選べばいいかわからない」と困ってしまいますよね。値段だけで選ぶと、食いつきが悪くなったり栄養が偏ったりしてしまうことも。
そこで今回は、みんなが選ぶ”人気のドッグフード”をランキング形式でご紹介!ドッグフードの選び方も解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ドッグフードを選ぶまでの流れ
「ドッグフード選びは大切だってわかるけれど、どうやって選べばいいの?」
まずはこのような悩みを持っている方に向けて、ドッグフードを選ぶまでの流れを紹介します!
▼ドッグフードを選ぶまでの流れ
- まずはドッグフードの種類を選ぶ
- 次に、ドライ、ウェットなどの形状を選ぶ
- 子犬、成犬、老犬といった年齢に合わせてドッグフードを選ぶ
- ダイエットなのか体型維持なのか、食欲や体型に合わせる
- 肉の種類、粒の大きさを確認する
- 安全性をチェックする
- 症状に合ったドッグフードにする
はじめにドッグフードの種類を確認しましょう。一般社団法人ペットフード協会によれば、ドッグフードの種類は主に4つあります。
- 総合栄養食:主食
- 間食:おやつ
- 療法食:主に治療を目的としたドッグフード
- その他の目的食:副食や栄養補助食など
基本的には「総合栄養食」のドッグフードを選べば問題ありません。次に、ドッグフードの中でも「ドライ」「ウェット」などの形状に注目します。一般的なのは、いわゆる「カリカリ」などと呼ばれるドライタイプ。価格が安く、比較的長持ちします。
出典:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」
愛犬の年齢や食欲、体型に合わせてドッグフードを選ぶことも忘れないようにしてください。ドッグフードの中には、「成犬用」「ダイエット用」など、目的をパッケージに記載しているものもあります。その他のポイントについては次で詳しく説明します!
ドッグフードを選ぶ5つのポイント
「愛犬にはできれば健康的なドッグフードを食べさせたい!」
飼い主さんなら誰でもこう思いますよね。
そこで、ここではドッグフードを選ぶ際に知っておくべき5つのポイントを紹介します。
種類は総合栄養食を選ぶ
普段食べさせるドッグフードは、「総合栄養食」のものを選びましょう。「総合栄養食」は、成長に必要な栄養素が含まれており、毎日食べることを目的として作られています。
ここで大切なのが、パッケージに「総合栄養食と書かれているか」という点です。パッケージに「総合栄養食」と表示するためには、以下の試験を各事業者でクリアしなければなりません。
- 分析試験:栄養成分の基準に合致しているか
- 給与試験:実際に給与試験を行って総合栄養食であると証明できるか
基本的にはパッケージやラベルに記載されていますので、購入する前に確認してみましょう。
出典:ペットフード公正取引協議会
原材料は良質な肉や魚のものを選ぶ
原材料として、良質な肉や魚を配合しているものがおすすめです。その理由は、一般的に肉や魚のほうが「食いつきが良い」とされているからです。環境省が制定する「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」においても、「犬が好きな食材」として「肉」「魚」が挙げられています。
出典:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」
ただし、肉や魚でもきちんと加熱していることが大切です。実際に、国内においても次のような事故が発生しています。
※引用
ジビエではないものの、国内工場で加工された鶏ささみのジャーキーからサルモネラが検出され、(因果関係は不明であるものの)その製品を給餌された犬猫複数頭が嘔吐、下痢、血便、死亡等の症状を呈した事故が発生しました。
出典:農林水産省|ペットフードに関する知識
※引用終了
このように、「正しく熱処理しているか」もきちんと確認するようにしてくださいね。
危険な添加物が含まれていないか確認する
聞いたことがないような添加物が含まれているドッグフードはおすすめできません。場合によっては、愛犬の健康を損なう恐れがあるでしょう。とくに危険な添加物は以下のとおりです。
- エトキシキン・BHA・BHT
- 亜硝酸ナトリウム
- グリホサート
- クロルピリホスメチル
- ピリミホスメチル
- マラチオン
- メタミドホス
- アフラトキシンB1
- デオキシニバレノール
- カドミウム
- 鉛
- 無機砒素
- BHC
- DDT、DDD、DDE
- アルドリンおよびディルドリン(総和)
- エンドリン(Q-BHC、B-BHC、r-BHCおよび6-BHC)
- ヘプタクロルおよびヘプタクロルエポキシド(総和)
- メラミン
参考:環境省|基準規格等
これらは環境省の「ペットフード安全法」において使用量を制限されています。「含まれているから」といってかならずしも害があるわけではありませんが、できれば控えることをおすすめします。
製造国がわかりやすく表示されているものを選ぶ
製造国も確認しておきましょう!ドッグフードは国内だけでなく、海外で作られているものも少なくありません。国によって安全基準が異なるため、製造国にどのような特徴があるかを知っておくことがおすすめです。主なドッグフードの製造国は以下のとおりです。
- ドイツ
- イギリス
- スウェーデン
- アメリカ
- カナダ
- スイス
- ニュージーランド
- オーストラリア
とくに、ドイツは「世界一ペットが幸せな国」などと称されることもあるほど、ペットを保護するためにさまざまな法律や条例を定めています。ニュージーランドも規制が厳しく、安全性の高いドッグフードが多いとして人気です。
もちろん日本も平成21年6月1日からペットフード安全法が制定され、高水準な安全性を確保していますよ!
獣医師などが監修しているドッグフードを選ぶ
獣医師監修のものであれば、さらに安心です。犬の健康に関して最も精通しているのは獣医師といっても過言ではありません。その獣医師が太鼓判を押すドッグフードなら、極めて安全性が高いといえます。
獣医師が実名でアピールしている場合、安全性は「さらに高くなる」といえるでしょう。万が一、そのドッグフードで事故が起これば、監修している獣医師にも責任が及ぶ可能性があるからです。
危険な添加物や原材料が含まれているのであれば、よほどの事情がない限り「監修したい」とは思わないでしょう。したがって、獣医師監修のドッグフードは「安全なごはんを食べさせたい」という方におすすめです。
ドッグフードのおすすめ人気ランキング一覧
ここでは、全10種類のドッグフードをランキング形式で紹介します。ぜひ参考にしてください。紹介するドッグフードは以下のとおりです。
- モグワン
- このこのごはん
- うまか
- カナガン ドッグフード チキン
- ミシュワン
- ココグルメ
- ブッチ
- 犬猫生活
- オリジン
それぞれ紹介します。
モグワン
モグワンは、ヒューマングレードの肉や魚などを原材料としたドッグフードで、多くの獣医師から高い評価を得ています。
- 94%の獣医師が嗜好性が高いと回答
- 97%の獣医師が犬にとって良い栄養バランスであると回答
- 92%の獣医師が食いつきと健康を両立したフードであると回答
飼い主さんからも人気が高く、2016年8月〜2022年11月の間で累計販売数は350万個以上!ユーザーアンケートにおいて、94%が「完食した」「ほとんど食べた」と回答しており、食いつきも非常に良好であるといえるでしょう。
種類
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実質総合栄養食
(※総合栄養食の表記はないものの、総合栄養食と近いレベルの基準をクリアしている)
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原材料
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ヒューマングレードの肉や魚など
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タイプ
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ドライ
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対象年齢
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全年齢
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カロリー
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361.5kcal/100g
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原産国
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イギリス
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値段
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【通常】4,708円(税込)
【定期】4,237円(税込)
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商品情報
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公式サイト
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このこのごはん
トイプードルやミニチュア・ダックスフンドなど、小型犬を飼っている方におすすめなのが
「このこのごはん」。このこのごはんは小型犬に特化して開発されたドッグフードです!
とくに注目すべきは大きさ。10mm以上のドッグフードが多い中、このこのごはんは直径7〜8mmとなっています。口の小さい小型犬でも食べやすいように作られているのが特徴です。
種類
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総合栄養食
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原材料
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まぐろ、玄米、鶏肉、鹿肉、カルシウム、さつまいも、乳酸菌など
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タイプ
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ドライ
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対象年齢
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全年齢
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カロリー
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343kcal/100g
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原産国
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日本
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値段
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【通常】3,850円(税込)
【定期】3,278円(税込)
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商品情報
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公式サイト
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うまか
「愛犬に美味しいごはんを食べてほしい」という方におすすめなのがうまかです。うまかは博多水たきの名店「博多華味鳥」が、人間も美味しく食べられる新鮮素材を厳選したドッグフードです。
アドックどうぶつクリニックの院長である田中克明先生が高く評価しており、ここワンリサーチ調べの「ドッグフードに関する調査」では6冠を獲得しています!
種類
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総合栄養食
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原材料
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華味鳥100%、コンドロイチン、ビフィズス菌、グルコサミンなど
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タイプ
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ドライ
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対象年齢
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全年齢
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カロリー
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350kcal/100g
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原産国
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日本
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値段
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【通常】5,478円(税込)
【会員】3,278円(税込)
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商品情報
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通販サイト
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カナガン ドッグフード チキン
カナガン ドッグフード チキンは、獣医師の97%が推奨するドッグフードです。原産国のイギリスでは非常に高く評価されており、なんと英国王室エリザベス女王より表彰(※)されているほど!
特筆すべきは安全性で、1袋ごとに製造番号を記しており、品質を徹底的に管理しています。国内においても、ブルーム動物病院院長の片山政都先生はじめ、さまざまな獣医師に絶賛されていますよ!
※The Queen's Award for Enterprise: International Trade 2017
種類
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実質総合栄養食
(※総合栄養食の表記はないものの、総合栄養食と近いレベルの基準をクリアしている)
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原材料
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新鮮な生肉、高タンパクの乾燥チキン、チキングレイビーなど
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タイプ
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ドライ
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対象年齢
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全年齢
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カロリー
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376kcal/100g
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原産国
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イギリス
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値段
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【通常】4,708円(税込)
【定期】3,766円~(税込)
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商品情報
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公式サイト
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ミシュワン
ミシュワンは小型犬におすすめのドッグフード。一般的なドッグフードに比べて小さめに作られているうえに砕けやすく、食べムラやお残しが発生しないとして評判です!
獣医師からの信頼性も高く、ベッツアイの定める「獣医師評価製品」に認定されています。これは100人以上の獣医から評価されたことを示すものです。緑イ貝というコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸などを多く含んだ成分が配合されているため、関節機能の維持をサポートするとされていますよ!
種類
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総合栄養食
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原材料
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馬肉、まぐろ、緑イ貝など
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タイプ
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ドライ
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対象年齢
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全年齢
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カロリー
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384kcal/100g
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原産国
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イギリス
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値段
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【通常】3,980円(税込)
【定期】3,184円(税込)
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商品情報
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公式サイト
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ココグルメ
「うちの子、少食なんだよね」「高齢だから、栄養が心配」
このようなお悩みのある方におすすめなのがココグルメ!ココグルメは手作りで作られており、一般的なドライタイプのペットフードと違って水分量が多く、「消化・吸収しやすい」という特徴があります。
また、動物栄養学の専門家が監修しているため、わんちゃんに必要な栄養素をバランスよく含んでいます。ドライタイプではないものの、未開封の状態で冷凍保存すると約1年間保存できるのもありがたいですね。
種類
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総合栄養食
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原材料
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鶏むね肉、小松菜、鶏レバー、さつまいも、にんじんなど
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タイプ
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手作り(ウェット)
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対象年齢
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全年齢
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カロリー
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チキン:121kcal/100g
ポーク:144kcal/100g
フィッシュ:91kcal/100g
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原産国
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日本
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値段
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単品16袋セット:6,402円(税込)
定期16袋セット:5,115円(税込)
※13日分
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商品情報
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公式サイト
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ブッチ
ブッチは環境規制が世界一厳しいといわれるニュージーランド産のドッグフード。ウェットタイプの手作りドッグフードなので、水分量が多く、老犬や健康に不安のあるわんちゃんでも食べやすいですよ!
「ウェットタイプは作るのが面倒…」中にはこのような方もいますが、ブッチはパッケージのままカットできるからお手軽です。また、専用の蓋を使えば簡単に保存もできます。
種類
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総合栄養食
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原材料
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ニュージーランド・ビーフ、ラム、チキン、野菜類
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タイプ
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ウェット
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対象年齢
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全年齢
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カロリー
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116kcal/100g
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原産国
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ニュージーランド
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値段
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通常価格:1,430円(税込)
定期価格:1,287円(税込)
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商品情報
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公式サイト
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犬猫生活
国産にこだわりたい方は犬猫生活がおすすめです。犬猫生活は、すべて国内の⼯場で生産しているため、保存料なしでも高い鮮度を保った状態で商品を届けられます。
とくにこだわっているのが「香り」です。オイルコーティングを施していないため、素材本来の「お出汁のような香り」が漂うそう。安全性が高く、人間が食べても問題がない素材を使っていますよ!
種類
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総合栄養食
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原材料
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鶏肉、牛肉、魚、じゃがいも、さつまいも、りんご、トマト、クランベリー、ブルーベリーなど
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タイプ
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ドライ
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対象年齢
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全年齢
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カロリー
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347kcal/100g
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原産国
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日本
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値段
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5,258円(税込)
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商品詳細
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公式サイト
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オリジン
オリジンはアメリカのドッグフードで、高品質の動物原材料を使用しています。アメリカでは「Best Dog Food Overall」に選ばれており、非常に評価が高いドッグフードです。そのため、値段は他のドッグフードに比べてやや高め。他のドッグフードではあまり食いつかなった場合、オリジンを試してみてください!
種類
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総合栄養食
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原材料
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新鮮鶏肉、新鮮七面鳥肉、新鮮丸ごと大西洋カレイ、新鮮全卵、新鮮丸ごと大西洋サバなど
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タイプ
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ドライ
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対象年齢
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全年齢
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カロリー
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385kcal/100g
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原産国
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アメリカ
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値段
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5,390円~(税込)
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商品詳細
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公式サイト
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ドッグフードを選ぶ際によくある質問
これからわんちゃんを飼う方にとって、ドッグフード選びはわからないことだらけですよね。ここでは、ドッグフードを選ぶ際によくある質問を2つ紹介します。
ドッグフードは1か月にどれくらい必要?
犬の体重や行動量によって異なります。そのため、簡単に計算できるものではありませんが、体重が5kgの成犬(避妊・去勢済み)は1日に約374kcalが必要になるでしょう。ドッグフードの代謝エネルギー(ME)が374kcal/100gだった場合、1日に必要な量は100gです。つまり、1か月で約3,000gのドッグフードが必要になります。
ドッグフードは1日に何回与えればいいの?
ドッグフードは、1日に2〜3回に分けて与えることをおすすめします。小分けにすることで、食べすぎや詰まりを防げるでしょう。この場合、1日に必要なドッグフードの量を按分することが大切です。1日に必要なドッグフードの量が100gなら、2回に分ける場合は50g、3回に分ける場合は33gで与えましょう。
人気のドッグフードをわんちゃんにあげよう!
愛犬の健康管理は飼い主さんの役目!毎日食べるものだからこそ、愛犬が好きなものかつ健康的なものを選んであげたいですよね。今回紹介したドッグフードは、すべて安全で人気があります。ぜひ愛犬に合ったドッグフードを選んであげてくださいね。